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年の暮を迎えた福岡県甘木市では新年を祝う初荷のノボりづくりに大童
です。
福島県会津若松市では来年がトラ年とあって張りのトラづくり、そして
師走の街にはジングルベルが流れ、サンタの小父さんも忙しく、子供た
ちには楽しいクリスマスのプレゼントです。
日曜日と重なった今年のイブは人出は去年の半分、バーやキャバレーは
すっかり当てがはずれたようです。
こうした中で韓国から生活に苦しむ親子づれが引揚げて来ました。こう
した人々にも暖かいお正月が迎えられるようにしてやりたいものです。
待ちに待ったお正月。幼稚園では坊やもお手伝いしてお餅つき。
お正月の準備もすんだ群馬県鬼石の農村。年の瀬を裏山の寒桜で花見と
しゃれこみました。
こうしてさまざまの表情をみせ1961年は暮れて行きました。
(作品No.NAJ0859-04)
(昭和36年12月27日公開)
東京から奥羽山脈の山すそ、秋田県の神代という一寒村に住みついた作
曲家原太郎さんを中心とする「わらび座」の人たらは農村に埋れてい
る民謡や舞踊の再創造と取組んで十年の歳月が流れました。
東京のニコヨンたちを励ますことから始まったこの「わらび座」もいく
たの迫害や飢と戦いながら今では多くの理解者を得て、東北地方の人
達に親しまれ、愛されるまでになリました。
そして十周年記念公演に「わらび座」のすべてをかけて四国、関西、
東京、そして東北の各地と巡演の旅をつづけています。
日本のチベットといわれる岩手県の山間部にも総勢十二名の第二班が
やって来ました。
パスを降りると早速子供たちと合唱、開演二時間も前からつめかける
熱心な村人達。そして上演される日本各地の民謡と踊り。娯楽に恵ま
れない人達に多くの感動を与えながら「わらび座」は民衆と共に歩ん
で行くのです。
(作品No.NAJ0858-04)
(昭和36年12月20日公開)
神武以前縄文以来といわれる好意気でスタートした1961年も深刻な金
詰まりのうちに暮れようとしています。
成長ムードにあおられた設備投資に倒産のうきめにあう工場もでてきまし
た。株式市場も大きく暴落、底値圏内に落ちこみました。
そこで苦しい時の神だのみというわけか京都の車折神社では石に願いごと
を書きつけて福の神の到来を祈ります。
こうした中で迎えた史上空前といわれるボーナスシーズン。
ある銀行では小鳥を餌に預金宣伝。商店街でも福引にデラックスな景品を
並べて買物ムードをあおります。
しかしこの所何もかも値上りするムードに主婦連のおばさん達は藤山経済
企画庁長官を呼んで苦情をぶちまけました。
一方デパートでも歳末商戦の新手として電子頭脳を登場させました。
贈物の品定めに頭を悩ませている向はカードに予算とこのみを書きこめば
直ちに機械が品物を指示するという寸法です。
こうしてふくらんだ庶民のふところを狙って歳末商法はますますがめつく
なっていきます。
(作品No.NAJ0857-05)
(昭和36年12月13日公開)