ボンジュール「禅寺」 (昭和39年 朝日ニュースNo.1007)
粋なこうもり傘を片手に羽田におりたフランスの柔道愛好家のグループ。
オリンピックを機会に柔道日本のエスプリをたっぷり味わってやろうと泊
りは鎌倉の光明寺に決めました。一夜明けると、あこがれの建長寺にやっ
て来て朝のおつとめを参観。早速畳に座って『禅』ととっくみました。柔
道初段のパリジェンヌも神妙に脚を組んでいます。
さてしびれた足をひきづって空手道場へ。一気にかわらを割る神技にびっ
くり、骨が折れやしないかときもをつぶしました。
すいたおなかにはお待ちかねの天プラ。おはしのさばきがもどかしいが、
日本の味はトレビアンです。
とも角修行にはお座りが第一。大仏さまを見習ってちゃんと開眼す
るまで、いつまでも坐りつづけましょうと修行に励む一行です。
(作品No.NAJ1007-02)
(昭和39年10月28日公開)